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​東日本大震災でのT.A.A.A.

 一般社団法人全国心理業連合会(全心連)では、2011年3月11日に起こった東日本大震災後の心のケアに取り組んできました。ボランティアチーム「TeamJapan300」は、2011年4月1日に初めて東北の現場入りをし、現場で必要とされることをお聴きしてきました。その後、3人1組で避難所をまわらせていただく活動をはじめ、仮設住宅に移ってからは心理カウンセラーが仮設住宅に住まわせていただきながら、自治体・保健師さんと連携した活動を行いました。この活動の中でも、アニマルセラピー的かかわり活動(T.A.A.A.)が行われました。

宮城県名取市避難所

名取市の避難所から、避難所に動物がいるが、子どもたちの心の癒しになる活動はできないか?という相談があり、実施しました。T.A.A.A.は子どもたち、動物たちの安全に配慮し、子どもたちには絵を描いてもらったり、一緒に遊んだりすることも行いました。

岩手県釜石市仮設住宅

仮設住宅に移ってからの課題の1つに、住民の閉じこもりがあり、どうしたら外出のきっかけを作れるかを模索していました。仮設住宅に動物が来ることでそのきっかけが作れるのではないかと考え、T.A.A.A.によく参加していたセラピードッグと一緒に、仮設住宅をまわらせていただきました。活動にあたっては、セラピードッグの疲労度にも配慮して実施しました。

​住民の方はもちろんのこと、仮設住宅での支援に携わる支援者側の方々にも、「笑顔になれたのは、いつごろぶりかしら・・・」という言葉が出るくらい、アニマルセラピー的かかわりは大変、喜ばれました。

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